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鉄路の彼方へ
鉄路の彼方へ
初夏の旅路〈１〉前の季節 小満 芒種の頃 次の季節
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共存共栄の時代 《令和元年5月上旬》 |
運転手確保に悩む物流業界
販路拡大に苦戦の鉄道貨物
両者の思惑が上手く一致して
競合同士のコラボレーション
共存共栄模索の大動脈 〜
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共存共栄の時代 《令和元年5月上旬》 |
〜 一転 美濃の山間路を
そろりそろり駆け降りるのは
日本郵便との共同企画列車
赤字に苦しむ明知鉄道で
一日一往復 郵便コンテナ運ぶ
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新緑の踏切 《平成26年5月上旬》 |
林業華やかし頃
活気あふれた希望の道
微かに残る草生す轍
もう誰も気にも留めぬ
緑輝く初夏の午後
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初夏到来 《令和元年5月上旬》 |
傾きだした初夏の日差し
森は極限まで彩度を上げ
光と影が作り上げた
緑のトンネル駆け抜ける
ディーゼルモーター高らかに
季節の一枚 ページ
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SEASIDELINER 《平成30年5月上旬》 |
沖積平野をひた走ってきた参宮線は
二見浦を過ぎると一転沈降海岸地帯へ
しかし事はそう単純でもない
多島海と浅瀬の入り江が同居する
海中築堤は旅のハイライト
季節の一枚 ページ
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DELTA IM FRÜHSOMMER 《平成30年5月上旬》 |
夜の休息に訪れた観光駐車場
伊良湖方面ばかりに気を取られ
今まで見過ごしていた伊勢方面
こんなお手軽展望があったとは
毎度ながらの“燈台下暗し”
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池の浦シーサイド 《平成30年5月中旬》 |
旧二見町の要望で平成元年
開設された「池の浦シーサイド」
元々は海水客の利用を目論むも
今でもそんな訪問客は居ようか
年僅か数日だけの臨時駅はしかし明媚
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牡蠣の産地 《平成30年5月中旬》 |
英虞湾のリアス式海岸は
真珠で有名な養殖天地
積み上げられた貝殻見つけ
阿古屋貝かと色めき立ったが
こちらも特産牡蠣の捨て殻でした
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子育ての季節 《平成30年5月中旬》 |
夕暮れ迫る無人駅に
青緑の体に赤褐色のお腹
イソヒヨドリのお父さん
今が一番の大忙し
せっせと食いしん坊に御馳走運ぶ
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朝一番の光の中 《平成28年5月中旬》 |
谷間の朝に届いた光
印象的な陰影の世界
大人の通勤道路は無彩色
流れの色はエメラルドグリーン
夢抱く高校生乗せて汽車は走る
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ゆら〜り眺めて清流列車 《平成28年5月中旬》 |
地味ながらもお勧め列車
特別料金は要りません
昔ながらのボックスシートにサッシ窓
新鮮な空気を存分に浴びて
ゆら〜り眺めて清流列車
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ゲンゲ畑 《平成26年5月中旬》 |
田植え日和の奥美濃の田んぼ
その片隅に見つけたゲンゲ畑
近年なかなかお目にかからぬ
地産地消の天然肥料
見直されるか先人の知恵
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雪解けの流れ 《平成28年5月中旬》 |
この冬の雪の少なさで
少々心配していた雪解けの流れ
大自然はそんなちっぽけなものじゃない
河原へ降りて汽車を待つ
すべての雑音は轟の彼方へ
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朝の停車場 《平成28年5月中旬》 |
フランスギク揺れる線路端
緑のなかにぽつんと小駅
静寂の風景にも時折生活感
そよぐ風と共に一服の清涼
陽炎揺れる初夏の朝
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北濃駅 転車台 《平成28年5月中旬》 |
北濃駅の片隅に眠る
わが国に残る最古級の転車台
接続の線路は草木に覆われ
いつの間にか柵で囲われてしまったけれど
名目上は今でも現役の鉄道施設
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安曇野の道祖神 《平成25年5月中旬》 |
里はすっかり緑あふれ
雪解け進むアルプスの峰
田植え知らせる雪形現れ
今年も無事に迎えた季節
微笑み佇む道祖神
名山の旅 付録ページ 爺ヶ岳
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贄川関 新緑の頃 《平成25年5月中旬》 |
中世は伊那を通った東山道が
近世は木曾の中山道へ
谷は狭くうら寂しい
覚悟を胸に超えた関
今に漂う昔日の香り
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遅い春 《平成25年5月中旬》 |
里ではすでに緑増す頃
木曽路を急ぐ旅人は
移ろう季節をさかのぼり
思い出の時に立ち止る
初夏に花咲く分水嶺
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新緑 《平成29年5月中旬》 |
三留野辺りでは深みを増した
緑は峠に近づくに連れて
五月も下旬になろうかというに
谷にはちらほら名残の桜も
木曾路の季節 萌ゆる初夏
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関所 《平成29年5月中旬》 |
「入り鉄砲に出女」
歴史の授業で習った
言葉だけを暗記した
江戸時代の関所イメージ
今になって考え理解したい地理・歴史
季節の一枚 ページ
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中流域 《平成29年5月下旬》 |
滔々と流れる木曽川に於いて
この辺りは比較的幅広の河原に
角の取れたまん丸の大岩転がる
荒々しくもあり 優しくもある
豪快な風景が広がっている
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對鶴橋 《平成29年5月中旬》 |
對鶴橋は賤母発電所建設に際し
有名な三留野の桃介橋同様に
資材運搬用に架けられた吊り橋
数度の改修で耐用年数を稼ぎ今なお現役
こうやって観光に訪れる魅力を放つ 〜
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緑の季節 《平成29年5月下旬》 |
〜 昭和中期に隣に架けられた
電化複線用の第二木曽川橋梁
右岸に沿って走る県道は好撮影地
對鶴橋の袂斜面は楓の森に
新緑と川面が緑のハーモニー
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宇宙線観測所 《平成29年5月中旬》 |
数年前に何も知らず
彷徨い込んで辿り着いた
蒸気時代の廃隧道
ふと目を遣ると洞内に看板
遥か宇宙の神秘に想い馳せ
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思い出の眺め 《平成29年5月下旬》 |
昭和の学校行事の長距離移動
貸し切りバスのトイレ休憩は
一般道では専らドライブイン
急に此の忘れた景色が脳裏をよぎる
或る日 峠を正に通り過ぎ様瞬間
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式内坂本神社 《平成29年5月中旬》 |
神社の参道を鉄道が横切る
そんな風景が全国各地に散見
美濃の八幡宮もそのひとつ
立派な常夜灯立つ路肩は
そのまま畦なのが美しい
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何が来るかな 《平成29年5月中旬》 |
おばあちゃんにおんぶされて
踏切渡って午後のお散歩
心地良い木漏れ日で暫しのひと時
踏切がカンカン鳴り出した
今度の汽車はどんなかな？
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里の息吹 《平成29年5月下旬》 |
鉄路のガードには１９６７の刻印
年季の入った用水路との間を
沿って走る砂利の里道
路傍は初夏の彩りに溢れ
そこは半世紀変わらぬ空間
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根尾谷の水集め 《平成28年5月下旬》 |
「落ちたら死ぬ」の脅し文句で
その名轟く“酷道”１５７号
温見峠の麓の能郷の谷
流れる川は知名度今一つ
しかしその清らかさは天下一品
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朝日射し始め 《平成28年5月下旬》 |
その名は根尾川
伊勢湾へと注ぐ
揖斐川の支流
能郷白山を源に
美しい渓谷美を成す
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土碧色の渓谷 《平成28年5月下旬》 |
その流れは土碧色
透明度は正に極限状態
川底すべてを見渡せる
縫って走る樽見線
運が良ければ徐行で堪能
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夏へ向かう感覚 《平成28年5月下旬》 |
初日には圧倒的な流れで二の足を踏んだ
瀬の水量は今朝は幾分低下
すでにずぶ濡れの長靴履いて
流されぬように歩みを進める
心地よい水温は夏の始まり
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半世紀変わらぬ風景 《平成28年5月下旬》 |
国鉄樽見線の思い出はない
蒸気が活躍していたという
そんなイメージも全くなかった
けれど資料を紐解けば
夢希望にあふれる時代もあった
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赤い電車の思い出 《平成28年5月下旬》 |
鉄道好きの友人に連れられ
初めてここを訪れたのは
もうかれこれ三十年以上の昔
あの頃の名鉄は魅力にあふれた
乗ってみたくなる鉄道だった・・・
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夕暮れの町 《平成26年5月中旬》 |
山の斜面を切り開き
まだまだ生まれる新たな道路
便利になるのはさておいて
もうひとつ複雑な気分の副産物
弘法大師見守る輝く街並み
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南紀の旅 《令和元年5月下旬》 |
数少ない高みから見下ろす
遥か東牟婁へと続く七里御浜
この展望の撮り直しが今回の目的
当たらぬ天気予報を恨みつつ
一瞬の絵になる雲でパノラマ撮影
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ひだの旅 《令和元年5月下旬》 |
機材更新超広角作品撮り直し
第三段として訪れたのは飛水峡
お手頃には対岸の国道脇公園から
こちらは峡谷の只中へ崖を降りて
光線状態は秋の方が良さ気だ 〜
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ひだの旅 《令和元年5月下旬》 |
〜 先日の撮影がどうにも不満足で
好天続きだったので急遽思い立ち
高速道で直行そのまま昼過ぎまで
相も変らぬ画角で光の変化のみを待つ
その反動での帰りがけのお手軽撮影作
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水入の季節 《令和元年5月下旬》 |
水入れの風景を撮りだして気付いた
田植えの時期がこんなにも千差万別
今期の三度目の正直でほぼ全て満水
日の入り時刻も益々好条件のはずが・・・
空模様だけはどうにも人力の及ばぬ領域
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麥秋 《令和元年5月下旬》 |
機材更新超広角作品撮り直し
第二段が抜けているのですが・・・
目的地は根尾川朝日の情景
激流でいまいち接近不足の先日
今日は空模様で断念も予定変更が吉
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昔景夢想 《平成26年5月下旬》 |
かつては入江と葦原広がる湖東の
水郷風景は戦後の食料増産目的で
埋め立て干拓 一大穀倉地帯へ
しかし今でも初夏の一時期にのみ
失われた戦前の風景が朧気蘇る
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早乙女の季節 《平成25年5月下旬》 |
尾瀬に源をもつ只見川
人寄せ付けぬ上流を抜け
流れ下った中流域は
素朴な暮らし残る桃源郷
早乙女姿の田植え息づく
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花咲く築堤 《平成25年5月下旬》 |
開け放った窓いっぱいに
景色に合わせ流れる風
ただぼんやりと時は過ぎ
車輪のリズムに夢うつつ
想い出の中の汽車の旅
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白馬山麓五月晴れ 《平成25年5月下旬》 |
こういう写真を撮り始めた頃
真っ先に憧れた思い入れの地
鉄路のまわりに写り込むは
民族の歴史と風土伝える
世界に誇れる日本の縮図
名山の旅 付録ページ 白馬村・塩島眺望
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熊注意！ 《平成26年6月上旬》 |
県都盛岡から十キロも行けば
県道は森に溶け込み舗装は途切れ
いざなう轍に時空を超える
迷い込んだ桃源郷
我に返れば平成の現実
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想い出ノート 《平成26年6月上旬》 |
たまに降り立つ利用客は
想い出残す気まま旅
運行上の役割以外
使命を終えかけた鉄道駅に
今日は久しぶりの窓口業務
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流れと共に 《平成30年6月上旬》 |
奥美濃大日ヶ岳鷲ヶ岳
ひるがの高原を源に
山襞を幾重にも削り出し
研ぎ澄まされた清き流れ
糧に積み重ね行く暮らし
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揖斐川橋梁 《平成30年6月上旬》 |
及び
樽見鉄道：東大垣〜横屋
揖斐川に架かる鉄道橋は
大きさ形も多種多様で
時代伝える変遷の歴史
どれもこれも一時代前の
リベット組みの造形美
初夏の旅路〈１〉
前の季節 小満 芒種の頃 次の季節
鉄路の彼方へ 早春の旅路〈１〉 早春の旅路〈２〉 春の旅路〈１〉
春の旅路〈２〉 初夏の旅路〈２〉 盛夏の旅路〈１〉 盛夏の旅路〈２〉
秋の旅路〈１〉 秋の旅路〈２〉 晩秋の旅路〈１〉 晩秋の旅路〈２〉
初冬の旅路〈１〉 初冬の旅路〈２〉 冬の旅路〈１〉 冬の旅路〈２〉
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